お金のことが頭から離れない時期って、ありますよね。
物価が上がって、老後資金のことも気になって、収入の見通しも不安で——そういうとき、私はとりあえず走りに出ます。逃げているわけじゃないんですが(たぶん)、走り終わると不思議と頭が少し整理される気がして。それがいつの間にか習慣になりました。
そしてそのころから、ランニング自体にかかるお金のことも、ちゃんと考えるようになりました。
今日は「ランニングとお金」をテーマに、実際にかかるコスト・趣味としてのコスパ・健康投資としての価値を、10年近く走ってきた経験をもとに整理してみます。
ランニングにかかるお金、ぶっちゃけいくら?
まず現実的なところから整理します。
初期費用(スタート時)
| アイテム | 目安 |
|---|---|
| ランニングシューズ | 7,000〜15,000円 |
| ウェア(上下) | 3,000〜8,000円 |
| ソックス | 500〜2,000円 |
最低限そろえるだけなら、1〜2万円あれば走り始められます。スマートウォッチやサングラスは「走り続けるつもりになってから」で十分。最初から全部そろえなくていいと思っています。
継続にかかる費用(月あたりの目安)
- シューズの消耗交換(500〜800kmごと)→ 月換算で約800〜1,500円
- スポーツドリンク・補給食 → 月500〜1,000円前後
- 大会参加費(ハーフマラソンの場合) → 1回5,000〜8,000円程度
大会に出ない「走るだけ派」であれば、月2,000円前後が実態に近い感覚です。私もほとんどの月はそのくらいで収まっています。
趣味としてのコスパ、実は最強クラスだと思う
ランニングのコスパって、よく考えると相当いいんですよね。
他の趣味と比べてみると——
- ジム通い:月5,000〜10,000円
- テニス:コート代+道具で月5,000円〜
- ゴルフ:プレー代だけで月1〜3万円以上
ランニングは、シューズさえあれば外に出られます。特別な場所も予約も要りません。
ただ正直に言うと、「走ること自体が好き」じゃないと続かないのも事実です。私も最初は全然楽しくなくて、3kmで歩いてばかりいました。最初の3か月くらいは、義務感で走っていた時期もあります。
でも週2〜3回が習慣になってくると、お金をかけずに時間を充実させる手段として、これほどコスパのいいものが思いつかなくなってきます。走っている40分は、スマホも見ないし、余計なことに課金もしません。
ランニングを「健康投資」として見ると、話が変わる
FP2級を持っているので、ランニングを「支出」じゃなくて「投資」として考えることがあります。
将来かかる医療費を減らせる可能性があるという話です。
日本人の生涯医療費は平均2,500万円超と言われています。そのうちの多くは60代以降に集中しています。定期的な有酸素運動は、生活習慣病(糖尿病・高血圧・肥満など)のリスクを下げると多くの研究で示されています。
「今月のシューズ代1万円」が、「20年後の医療費を少し下げる」かもしれない——そう考えると、かなり費用対効果の高い習慣だと感じています。
もちろん、走れば絶対に病気にならないとは言えません。私自身も膝を痛めた経験があるし、走りすぎると逆効果になることもあります。それでも何もしないよりは、体を動かしておく選択のほうが、長い目で見たときに金銭的にも合理的だと思っています。
お金の不安があるとき、節約や収入アップだけを考えがちですが、「将来の医療費を減らす行動をとっておく」という発想もあっていいんじゃないかと。
まとめ
ランニングにかかるお金は、大会に出なければ月数千円程度。初期投資も1〜2万円あれば十分です。
それでいて、気分のリフレッシュ・体力の維持・将来の健康投資まで担ってくれる趣味って、なかなかないと思っています。
お金の不安があるときほど、走ることに向き合う価値があるように感じています。何か大きなことを変えなくても、外に出て30分走るだけで、少し気持ちが整理されることがある。それだけでも、十分な価値があると思っています。
完璧に走らなくても、3kmでも歩いてもいい。まずは外に出てみることが、一番コスパのいいスタートです。

