「ランニングを始めたいけど、シューズってどれくらいかかるの?」
そう聞かれると、つい「ちゃんとしたのを買えば大丈夫」みたいなふわっとした答えを返したくなるんですが、それじゃ参考にならないですよね。
走り始めたころの私も、シューズの相場がよくわからなくて、スポーツ用品店の前で1時間くらいうろうろした記憶があります。
この記事では、ランニング歴5年以上・フルマラソン完走経験ありのゆるランナーとして、シューズにかけてきた実際の費用や、どう選んできたかを正直に書いてみます。
ランニングシューズ、実際いくらかかってきたか
結論からいうと、私がこれまで買ったシューズは1足8,000円〜18,000円の範囲が多いです。
走り始めたころは「とりあえず安いので試してみよう」と思って、セールで5,000円台のものを選んだこともありました。でも足に合わなくて膝が痛くなり、結局すぐ買い直すことに。安さで選ぶほど、かえってコスパが悪くなる経験をしました。
今はだいたい12,000〜15,000円くらいのシューズを選ぶことが多いです。
シューズの寿命と年間コストの目安
ランニングシューズの寿命は、一般的に走行距離500〜800kmが目安といわれています。
週2〜3回、1回3〜5kmのゆるランナーなら、1年で走る距離はざっと300〜700kmくらい。私の場合はだいたい年に1〜2足のペースで買い替えています。
| シューズの価格 | 年1足のコスト | 年2足のコスト |
|---|---|---|
| 8,000円 | 8,000円 | 16,000円 |
| 12,000円 | 12,000円 | 24,000円 |
| 15,000円 | 15,000円 | 30,000円 |
| 18,000円 | 18,000円 | 36,000円 |
月換算にすると、700円〜3,000円程度。これがランニングシューズの維持費です。
ブランド別の価格帯
参考までに、よく見かけるブランドの価格帯もざっくりまとめておきます。
- アシックス:8,000〜20,000円(GT-2000シリーズなど定番モデルが10,000〜15,000円台)
- ナイキ:9,000〜30,000円以上(カーボンプレート入りは高め)
- ニューバランス:7,000〜18,000円
- ホカ:14,000〜22,000円
タイムを狙うレース用のカーボンシューズは30,000円を超えるものもありますが、ゆるランナーには正直オーバースペック。普段のジョグには1万円前後のモデルで十分です。
ランニングは「趣味」としてのコスパが高い
シューズ代だけ見ると「けっこうかかるな」と感じるかもしれませんが、他の趣味と比べると話が変わってきます。
他の趣味と月額コストを比べてみると
- ジム通い:月5,000〜10,000円+シューズ・ウェア代
- ゴルフ:月15,000〜30,000円(道具+ラウンド代)+シューズ・ウェア代
- テニス:月5,000〜15,000円(スクール代)+シューズ・ウェア代
ランニングの月コストを計算してみると、
- シューズ代(年15,000円 ÷ 12ヶ月):約1,250円
- ウェア代(年間10,000〜20,000円 ÷ 12ヶ月):800〜1,700円
- 大会エントリー代(フル1〜2回:年間15,000〜20,000円 ÷ 12ヶ月):1,250〜1,700円
合わせても月3,000〜5,000円程度。
場所を選ばず、会員費もなく、道具も最低限でいい。趣味の中でも、コスパのいい部類に入ると思っています。
「走るだけ」なら極端に安くできる
大会に出ない・シューズを安めのもので選ぶ・ウェアは手持ちで代用する、という選択をすれば、年間5,000円以下に抑えることも不可能ではありません。
お金をかけようと思えばいくらでもかけられるし、最低限でも十分楽しめる。それがランニングのいいところだと思っています。
「健康投資」として考えると、シューズ代の見え方が変わる
FP2級を持っているからか、お金のことを「消費・浪費・投資」の3つで考える癖があります。
ランニングシューズへの出費は、私の中では明確に「投資」です。
ランニングで削れる可能性のある医療費
体を動かす習慣がある人は、生活習慣病のリスクが下がるといわれています。肥満・高血圧・糖尿病・メンタル不調……。どれも医療費がかさむ病気です。
もちろんランニングで全部が解決するわけじゃないし、走ってても体を壊すことはある。ただ「何もしないよりは確実にいい」という実感が、走り続けてきた理由のひとつでもあります。
40代は「先行投資」の時期
人間ドックの費用が数万円、薬代が月に数千〜数万円かかることを考えると、月1,000〜2,000円のシューズ代で体を動かす習慣を維持できるのは、かなり費用対効果が高い選択だと感じています。
「シューズに15,000円は高い」と思う気持ちはわかります。でも、健康診断でひっかかって精密検査を受けたり、慢性的な不調で仕事のパフォーマンスが落ちたりすることのコストを考えると、むしろ安い投資かもしれない。
これはお金の話をするときによく使う考え方なんですが、「今ケチると後でかかる」というのは、健康費用でもよく当てはまります。
まとめ:シューズに使っていい金額の目安
- 初心者なら10,000〜13,000円台のモデルをまず1足
- 5,000円台以下の激安シューズは、足への負担が心配なのでおすすめしにくい
- 月コストに換算すると1,000〜2,500円。他の趣味と比べてもリーズナブル
- 「お金かかりそう」と思って始めるのをためらっているなら、意外とそうでもないことが伝わればうれしい
シューズ選びに悩んでいるなら、まずは近くのスポーツ用品店で試し履きしてみるのがいちばんです。通販の方が安いことも多いけど、ランニングシューズだけは足に合わないと痛みの原因になるので、最初の1足は実物を確かめてから買うのをおすすめします。
走ることはお金をかければかけるほどいい、というわけじゃない。でも、最低限の道具にケチりすぎると体を痛める。そのバランスを自分なりに見つけていくのが、長続きするコツだと思っています。

