起きてすぐスマホで株価を確認するのが、いつの間にか習慣になっていました。
先月のこと。証券口座のアプリ(松井証券)を開いたら、前日比でかなりのマイナスが表示されていました。「あ…また下がった」と思いながら私がとった行動は、ランニングシューズを履いて外に出ることでした。
FP2級を持っていて、投資歴10年以上のくせに、こういう日はやっぱり落ち着かない。チャートを見続けても答えは出ないとわかっていても、スマホが気になってしまいます。そんな自分への対処法として、「下落の日は走る」が定着しました。
株価が下がった朝、スマホを置いて走りに行くと何が変わるか
最初は、株価が下がった日に走りに行く気持ちの余裕なんてありませんでした。「損してるのに走ってる場合か」「何か対策しなきゃ」という焦りで、ずっと画面を見ていました。
でも、スマホを見続けても状況は変わりません。むしろ、焦りが積み重なって判断が鈍くなっていく感覚がありました。
走っている間はチャートを確認できません。音楽を聴きながら30〜40分走って帰ってきたとき、マイナスの数字はそのままでも、自分の気持ちは変わっています。
「まあ、長期でやってるんだから」「ここで売るのは違う」という、ちゃんとした判断軸が戻ってきます。感情が乗っ取られた状態で投資の判断をするのが一番怖い。走ることはそのリセットボタンになっています。
ランニングにかかるお金
ランニングを始めるときに気になるのがコストですが、実際はかなり抑えられます。
私が実際に使っているものを正直に書くと:
| アイテム | 費用の目安 |
|---|---|
| シューズ | 1万5千円〜2万円(1足で500〜600km走れる) |
| ウェア | 最初は手持ちのTシャツ+ジャージで十分 |
| ランニングアプリ | 無料アプリで十分(Nike Run Clubなど) |
| 入会費・月額 | 0円(道路を走るだけ) |
1回あたりのコストに換算すると、シューズの減価償却だけで30〜40円程度です。
株価が下落した日に、気分転換でカフェに行ったり外食を豪華にしたりすると、お金も出ていく上に気持ちの根本的な整理にはなりません。走ることはほぼゼロコストでメンタルをリセットできる選択肢です。
趣味としてのコスパ
趣味には「楽しさ」と「続けやすさ」の両方が必要だと思っています。
スポーツジムに通っていた時期もありましたが、月額7,000〜8,000円を払い続けるプレッシャーで「行かなきゃ」という義務感が生まれてしまいました。ランニングに変えてから、その義務感がなくなりました。
3km走る日もあれば、5km走る日もある。忙しければ週1回だけでもいい。タイムや距離より「気持ちよく終われたか」を基準にしているので、無理なく続けられています。
コスト比較でいうと:
- ジム:月額6,000〜10,000円
- ランニング(シューズの減価償却のみ):月500〜1,000円程度
「お金をかけずに気持ちを整えられる趣味」として、ランニングのコスパはかなり高いと感じています。
健康投資としての価値
株価が下落している日に走ると、投資とランニングの構造がよく似ていると改めて感じます。
- 短期で結果は出ない
- コツコツ積み上げることで変化が現れる
- 途中でやめると、積み上げが止まる
- メンタルが持続のカギになる
NISAや長期投資を続けられるかどうかは、知識よりもメンタルの問題だと私は思っています。下落局面でパニックにならず、保有し続けられるかどうか。そのためのメンタル管理として、走ることが役立っています。
走り続けることで体は変わり、投資を続けることで資産は積み上がる。どちらも「今日の結果」ではなく「5年後、10年後」に効いてくるものです。
株価が下がった日に走ることは、気分転換であり、投資を続けるための自分メンテナンスでもあります。
まとめ:下落の日こそ、走りに行く
株価の下落に焦るのは、投資している人間として自然な反応です。でも、その焦りのまま何かしようとすると、たいてい後悔する行動につながります。
走ってきた40分で、気持ちはリセットされます。帰ってきて改めて状況を見ると、「別に何もしなくていい」という結論になることがほとんどです。
ランニングは健康にもよく、お金もかからず、メンタルも整います。投資を長く続けるためのツールとしても、走ることは私の中で欠かせない習慣になっています。
