好きなシューズブランドの株を買う前に。ランナー目線で企業を見てみた

好きなシューズブランドの株を買う前に。ランナー目線で企業を見てみた ラン習慣・モチベ

走り続けていると、自然と特定の会社にお金を使うようになります。シューズ、ウェア、そして買い物をする場所。気づいたら「この会社、ちょっと好きだな」と感じる企業がいくつかあって。

ある日ふと、「好きな会社の株を持ってみてもいいかもしれない」と思いました。FP2級を持っているくせに、意外とそういうことを考えたことがなかった。

今回は、ランナー目線で3社を眺めてみた話を書きます。投資を勧めているわけではなく、「使っている側として、こう見えるよ」という個人的な整理です。


ランナーとして触れている3社を眺めてみた

アシックス(東証:7936)

ランナーにとって、おそらく最も身近なブランドのひとつ。「KAYANO」「GT」シリーズは長年売れ続けていて、毎年新モデルが出てもファンが離れない安定感があります。

最近は海外での認知度が上がっていて、ヨーロッパ市場での存在感が増しているようです。ランナー仲間の話を聞いていても「海外のレースでASICSをよく見かけるようになった」という声がちらほら。使っている側として「品質が落ちていない」という感覚は、ブランド力の話でもあると思っています。

製造業なので、売上・利益・海外比率の変化が読みやすい業種です。

ゴールドウィン(東証:8111)

スポーツアパレルのメーカーで、「The North Face」の日本ライセンスを持つ会社です。ランニングウェアでもThe North Faceを選ぶ人は多く、私もレースのアウターで使っています。

アウトドアブームの追い風を受けていて、ここ数年で株価が注目された企業のひとつ。The North Faceというグローバルブランドの国内窓口でもあるため、ブランドの人気が続く限りは安定した需要が見込めます。

「このウェア、街でも山でもレースでも見かける」という体感が、企業の強みをそのまま表しているような気がしています。

ゼビオ(東証:8281)

スポーツ用品の専門小売チェーンです。「スーパースポーツゼビオ」など実店舗でシューズを試し履きしたことがある方も多いのではないでしょうか。

製造業のアシックスやゴールドウィンとは異なり、小売業という業種。メーカーからさまざまなブランドを仕入れて販売する立場です。ランナー目線では「試着してから買える場所」として貴重な存在。ただ、ECとの競争や店舗維持コストは小売業共通の課題でもあります。

まとまった株数を所有していれば、株主優待として割引券がもらえるのも気になるところです。

「実店舗で足を計ってもらえる安心感」がどこまで競争力になるか——そういう観点で眺めると、小売業のリアルが見えてきます。


「好き」は入口として使える。でも一歩進んで確認したいこと

「自分が使っているから」という理由で興味を持つことは、悪い出発点ではないと思っています。著名投資家のピーター・リンチも「身近なものに投資せよ」という考えで知られていますが、使っている側だからこそ気づく変化があります。

  • 「このブランドのシューズ、ランナー仲間でよく見かけるようになった」
  • 「大会会場のスポンサーに見慣れない会社が入り始めた」
  • 「品質が上がったと感じるリニューアルがあった」

こういう現場感は、数字を読む前の第一印象として役立ちます。ただ「好き」と「株価が上がる」は別の話。投資として考えるなら、以下は最低限確認しておきたいところです。

  • 業績の安定性:売上・利益が長期的に伸びているか
  • 海外展開の状況:グローバルに成長しているか
  • 競合との差別化:「このブランドでなければ」という理由があるか
  • NISAの枠に合うか:長期保有に向いているかどうか

ランナー目線が「観察力」になる

毎週走っていると、街の変化にも気づきやすくなります。スポーツ店でどのブランドが棚の目立つ場所を占めているか。レースのゴールゲートに何の会社の名前が入っているか。

こういうリアルな感覚は、数字だけでは気づかない「空気感」として受け取れます。走ることで積み上がった観察眼を、企業を見るときにも活かせるのかもしれません。


まとめ:使っている会社を入口に、企業を見てみる

アシックス・ゴールドウィン・ゼビオ——いずれもランナーとして普段から接している会社です。「好きだから」という気持ちを入口に、業績や競合環境を少し調べてみる。そのプロセスが、投資とランニングの共通点だと感じています——どちらも「コツコツ」が大事。

NISAでお気に入り企業を長期応援する、という感覚は私は嫌いじゃないです。走り続けながら、使っているブランドの動向を追う。そんな楽しみ方も、投資生活の一部になるかもしれません。

※この記事は特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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