走り始めてから数年。最近、ひそかに気になっていたのが「ランニングタイツ」です。
正直なところ、最初はちょっと躊躇していました。コンプレッションタイツって、なんとなく「本格的なランナー向け」のイメージがあって。フルマラソンを5〜6時間台で走るような、ゆるランナーの私には必要ないかな、と思っていたんです。
でも、30代後半から40代にさしかかったあたりから、走ったあとの膝のだるさや、翌日の疲労感が気になってきました。「もしかしてタイツで変わるかも」と思って、思い切ってCW-Xのスタビライクスモデルを購入してみました。
使ってみたら、思ったよりずっと「あ、これよかった」という発見があったので、今日はそのレポートをまとめます。
CW-Xタイツの基本情報
CW-Xは、ワコールが展開するスポーツ用コンプレッションウェアのブランドです。
なかでもスタビライクスモデルは、膝・腰・骨盤をテーピング原理でサポートすることを目的に設計されています。価格帯は1万円台前半〜後半。ランニングタイツとしては高めの部類です。
今回購入したのは、ウィメンズのMサイズ(身長160cm、体重50kg台前半で参考まで)。
素材はポリエステルとポリウレタンの混紡で、適度な伸縮性があります。見た目はいわゆる「スパッツ」に近いシルエット。生地に織り込まれた白いラインがテーピングラインになっていて、これが膝や股関節をサポートする仕組みになっています。
実際に使ってみた感想
最初に履いたときの印象は「締め付け感、強め」でした。
コンプレッション素材なので当然なのですが、今まで履いていたフツーのランニングパンツと比べると、明らかに違います。ただ、痛いとかきつすぎるというわけではなく、「包まれている感じ」というのが正確な表現かもしれません。
実際に走ってみると、特に膝の動きがスムーズに感じました。「サポートされているから安心して踏み出せる」という、あの感覚です。
良かった点
膝のだるさが軽くなった気がする
これが一番の収穫でした。走った翌日、以前は膝の内側や膝蓋骨あたりがなんとなくだるかったのですが、タイツを履いた日はその感覚がやわらかい。劇的な変化というよりは「なんとなく楽」という感じですが、それでも確実に違います。
疲労感が残りにくい
コンプレッションの効果なのか、翌日の筋肉疲労もいつもより軽め。特にふくらはぎや大腿部の「張り感」が少なかった印象です。
防寒としても使える
春や秋の少し肌寒い日に走るとき、タイツがあると体温が逃げにくくてちょうどよいです。薄手のウィンドブレーカーと組み合わせると、かなり快適な温度調整ができます。
気になった点
価格がやや高め
これが最初の壁になる方も多いと思います。1万円以上するランニングタイツは、「消耗品として気軽に買えるもの」ではありません。私もしばらく迷いました。
ただ、長く使えるアイテムだと思って投資として考えるなら、ランニングシューズと同じくらいの優先度で買ってもよいかな、というのが今の感想です。
着脱が少し手間
コンプレッション素材なので、着るときに少し引っ張る力が必要です。走った後に汗で濡れた状態で脱ぐのも、ちょっとした作業になります。慣れれば問題ないですが、最初は「大変だな」と感じました。
洗濯の注意が必要
洗濯機使用可ですが、型崩れを防ぐために洗濯ネット推奨。乾燥機はNG。丁寧に扱う必要があるため、「がしがし洗って使い倒す」タイプの方には向かないかもしれません。
こんな人におすすめ
- 膝や関節の不安を感じ始めた40代ランナー
タイムより「長く続けること」を大切にしている方に特に向いていると思います。 - 翌日の疲労が気になってきた方
コンプレッションによるリカバリー効果を実感しやすいタイプです。 - ランニングアイテムに少し投資してもよいと思っている方
「安くてよいもの」ではなく、「体のケアに使う道具として選ぶ」という視点が合う人向けです。
逆に、「まずは試してみたい」「コストを抑えたい」という方には、もう少しリーズナブルなコンプレッションタイツから試してみるほうがよいかもしれません。
まとめ
CW-Xのタイツを使ってみて、「ゆるランナーこそ、こういうサポートギアを取り入れてよいんだ」と思えた体験でした。
速く走りたいから買う、ではなくて、膝をいたわりながら長く走り続けたいから買う。40代のランニングって、そういう視点で道具を選ぶステージなのかもしれません。
価格はそれなりにしますが、膝や関節への不安が出てきた方には試してみる価値があると思います。私はこれを買って後悔はしていないです。

