スポーツ企業の株でランニング費用を取り戻す?FPランナーが考えた「使う×増やす」の話

スポーツ企業の株でランニング費用を取り戻す?FPランナーが考えた「使う×増やす」の話 ラン習慣・モチベ

ランニングを続けていると、知らないうちに毎年けっこうな金額を使っています。

シューズを買い替えるたびに「また1万5千円か……」と思いながら、それでも走り続けているのは、それだけの価値があるから。でもある日、ふと思ったんです。

「これだけお金を使っているなら、逆に使っている側にもなれないかな」と。

FP2級を持っているくせに、自分の趣味の支出を「投資の視点」で見たことがなかった。今回はその気づきから考えたことを、正直に書いてみます。


ランニングにかかるお金、正直いくら?

まず自分のランニング費用を整理してみました。年間ベースでざっくり計算すると、こんな感じです。

項目年間費用の目安
シューズ(年2足)3万〜5万円
ウェア・タイツ1万〜2万円
ソックスなど小物3千〜5千円
大会エントリー費(年2〜3本)1万5千〜2万円
合計約6万〜10万円

これはあくまで「ゆるランナー」の私の感覚ですが、意外と積み上がっています。大会に積極的に出る人や、ギアにこだわる人はもっと多いでしょう。

毎年これだけの金額が、スポーツブランドや大会運営会社、スポーツ用品店に流れているわけです。

「では、お金を使っている企業の株主になったらどうなんだろう」——それが今回の出発点です。


趣味としてのコスパ、投資として考えると

「好きな会社の株を持つ」という投資の考え方は、著名投資家のピーター・リンチが有名にした視点です。「自分が使っているものを作っている会社を観察せよ」というやつ。

ランナーとしてスポーツ企業を見ると、いくつかの会社が自然と目に入ってきます。

アシックス(東証:7936)は、ランニング用途での国内シェアが高く、近年は海外市場でも存在感を伸ばしています。毎年のようにシューズを買っているブランドで、「品質が落ちた」と感じたことがない、という使い手としての安心感があります。

ミズノ(東証:8022)は、幅広い競技に対応したブランドで、株主優待として自社製品割引が受けられるケースも。「どうせ買うなら少しお得に」という感覚は、ランナーとしてリアルに刺さります。

ゴールドウィン(東証:8111)は、The North Faceの国内ライセンスを持つ会社。アウトドア・ランニング兼用ウェアで使っている方も多いと思います。

もちろん「好きだから買う」と「株として値上がりする」は別の話。ただ、「自分が観察できる業界に投資する」という点では、ランナーがスポーツ株を持つのは合理的な入口だと思っています。


健康投資としての価値——走る費用をどう捉えるか

ランニングにかかるお金は、「消費」ではなく「健康への投資」とも言えます。

走ることで体重管理ができれば、将来の医療費が変わるかもしれない。ストレス発散になれば、精神科や薬に頼る費用が減るかもしれない。こういう計算は難しいけれど、「健康に使うお金は長期的にペイする」という感覚は多くのランナーが持っているんじゃないでしょうか。

スポーツ企業への投資も、似た視点で捉えられます。

健康意識の高まりは世界的なトレンドです。スポーツ用品市場は長期的に拡大が続いており、アジアや欧州でのスポーツ人口増加が追い風になっています。「人々が健康を大切にする限り、スポーツ用品は売れ続ける」という考え方は、投資テーマとしても筋が通っています。

私が実際にやっているのは、NISAの成長投資枠で少額のスポーツ株を保有しつつ、積立枠ではインデックスファンドをメインにするという組み合わせです。全部をスポーツ株にするのは集中リスクがあるので、「コア(インデックス)+サテライト(好きな企業)」の割合で考えています。

走り続けながら、使っているブランドの決算ニュースを読む。そのサイクルが、お金の勉強にもなっています。


まとめ:走るお金を育てるお金に変える発想

ランニングにかかる年間費用は、コツコツ積み上げると意外な金額になります。その「使う先」を少し意識するだけで、趣味と投資が繋がる接点が見えてきます。

「好きな企業だから株を持つ」はあくまで入口です。最終的には業績・財務・リスクを確認して判断する必要があります。でも、入口が「自分の体験」にある投資は、続けやすいという実感があります。

走ることとお金のことは、根っこが似ています。どちらもコツコツ型の積み上げで、派手なパフォーマンスより継続に価値がある。そういう視点で、スポーツ企業という選択肢を眺めてみると、投資が少し身近に感じられるかもしれません。

※この記事は特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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